過去・現在・未来
シンボルロゴにも感じられる “サイクル” Lost One -過去-、Deep Seeker -現在-、Evolver -未来-の循環をテーマに掲げ 現在の文明が崩壊し次の文明が生まれ、そこで“デザイン”というものが再度どのようにして生まれていくのかというストーリーが既存のジャンルに縛られないミクスチャースタイルで展開されていきます。
Lost One | Deep Seeker | Evolver |
- Lost One
“Lost one” LB-006
崩壊した未来即ち過去をテーマとしたグラムスケイルの原点的なシリーズ
洗練され一点特化された機械の
無機質でシンプルすぎて畏怖を感じるところに
昆虫を彷彿させられたデザイニング
荒廃した世界で既に仕える主人を失い
目的も失いながらも未だ蠢く機械虫達
その爪、触覚等は原住民達の狩りの道具として重宝され
お守りとして戦士達の誇りとしても掲げられている
と、いった'80〜'90sのSF洋画やジャパニメーションを思い出させるアートワークながら
コスプレやイロモノにならないデザイナーの絶妙な世界観が垣間見られる迫力の重量級シリーズ- Deep Seeker
“Deep Seeker” DR-009AM
変化し続ける世界から外れ、悠久の時を流れる海底世界
即ち現在をテーマとしたもう一つの原点的シリーズ
独自の時間軸で展開される普遍さをデザインソースとして加えるために
化石を取り込みながらも今を生きる生物達の生々しさも盛り込まれたデザイニング
深淵で生きるモノ達は滅亡もできず
進化も捨て、ただ停滞した時の中で
より深き久遠を求める。
その美しい鱗、堅牢な骨格はもちろん永遠を象徴するかのように
眼球は宝石以上に輝き続け権力者の象徴とされた
アジア圏のきらびやかな世界観にグロテスクなほどの彫りを施しつつも普段使いとしての雰囲気、使用感も失わないトリッキーな新しいベーシックの提案
天然石も生物感を感じさせさせる生々しさを
強調する- Evolver
“Evolver” ER-005
植物の動物以上の環境に対しての多種多様な形態の変化
そこに最適化し前へ進もうとする意志、進化
即ち未来と捉えたシリーズ
劣悪な環境の中で鉱物のように硬質化していく植物を
ゴシック建築等で見られるデフォルメされて石に彫刻された植物モチーフとオーバーラップさせ
人の手によって行われたように優美で絵画的な進化の造型を追っていくデザイニング
砂海の吹き荒れる嵐の中
ただ貪欲に繁栄することだけを願い
明日のために咲き乱れる
その硬質な葉、茎、花は天然の状態でも捻り、捩れ、うねることで魅了し
採取、加工も比較的安易であることから最も多くの人々に愛された
葉を滴る朝露をイメージした透明感溢れる天然石を惜しげもなく使い、ゴッシクモチーフを香らせながらも人工感を感じさせない
優しい植物というモチーフながら、グラムスケイル特有の攻撃的すぎるとも言えるエッジィなラインワークで中性的な魅力を醸し出したシリーズ
植物らしい多岐にわたるラインナップもトータルコーディネートに重宝する